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7月から仙台空港民営化スタート、仙台国際空港(株)の基本計画!

 

こんにちは!

7月から仙台空港が民営化し、仙台国際空港株式会社として新たにスタートしています。

空港民営化というと、大阪の関空+伊丹空港を管理運営する関西エアポート株式会社が4月に民営化し話題になっています。仙台空港が空港民営化では国内2例目となります。仙台空港は大都市圏以外の民営化であり、どこまで航空需要を創出できるかが成功のカギとなりそうです。

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30年後の将来イメージ

仙台空港公式HPでは、会社概要で「仙台空港の30年後の将来イメージ」と題して将来の事業計画であるマスタープランを公開しています。下記の画像は、順次取り組むべき事業として記載されています。

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出典:会社概要|仙台国際空港|Sendai International Airport Co.,Ltd.(マスタープランより)

マスタープランは 駐車場の増設、LCC用ピア棟の増設、旅客ターミナル施設の設備増強、桜などの緑の植樹など、計画は多岐にわたっています。

更には、将来の計画として、「エアポートホテル」の建設、「貨物ビル」の増設等も挙げられています。

中期計画で具体的数値目標を設定

利用者についての具体的な目標値は、中期計画で公表されています。2015年には310万人だった旅客利用者数を5年後には100万人増の410万人まで引き上げる計画になっています。

2020年は東京オリンピックの年ですし、昨年より本格的に動き出したインバウンドの流れを仙台に持ってこれるかが大きなカギとなってきそうです。

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出典:会社概要|仙台国際空港|Sendai International Airport Co.,Ltd.(中期計画より)

国際線は2015年の3倍以上にしないといけないわけですから、7月よりスタートした仙台空港初のLCCであるタイガーエアなどの国際LCCの更なる誘致や、ピーチの拠点化への協力体制の強化など、新たな航空需要を創出することが必須です。

仙台空港は過去に、LCCではない通常のレガシー航空会社による海外路線が開設されては撤退という流れが何度もあるため、関空で成功しているLCC誘致に期待したいところです。

単年度計画では旅客ターミナル活性化を目的とした投資を実施

今年度は旅客ターミナルに投資することが明記されています。実施イメージとして到着ロビーの改修イメージがありますので、全てか一部かはわかりませんが、到着ロビーが改修されることになりそうです。

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出典:会社概要|仙台国際空港|Sendai International Airport Co.,Ltd.(単年度計画(2016年度)より)

旅客ターミナルビルについては、商業施設等の改修も将来には予定されており、仙台空港の活性化に大きく影響しますので、詳細な発表が待たれるところです。

公式HPもリニューアル

仙台空港の公式ホームページも7月1日から全面リニューアルしています。メインの画面では、東北の拠点空港になるという強い意気込みが伝わってくるコピーと画像が目に飛び込んできます。

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出典:仙台国際空港|Sendai International Airport Co.,Ltd.

空港名の表記は今までの「仙台空港」から「仙台国際空港」に変わっています。

 

具体的な計画が動き出すのはまだまだこれからですが、将来のイメージが分かりやすく、仙台空港の未来が見えてくる内容で、これからに期待です。

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