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北海道新幹線、札幌駅ホーム位置問題(2016年7月)

 

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こんにちは!

札幌駅新幹線ホーム位置問題が、大きな流れを見せています。

今まで「現駅案」に難色を示していたJRが基本案として検討

JRの今まで姿勢は、「現駅案」は現実的に不可能、という姿勢でした。全てはここからこの新幹線ホーム位置が起こっています。

そのため「現駅案」前提の都市開発をしてきた札幌市、北海道、そして機構の三者が「現駅案」を実現すべくJR北海道任せにせず、独自に検証を開始してきました。

6月までJRは、頑なに「現駅案」に難色を示していました。しかしここ数日の報道で、JR北海道の姿勢に変化が出てきています。

 

新幹線のホーム、現駅案から検討 JR社長

 2030年度に延伸する北海道新幹線の札幌駅ホーム設置を巡り、JR北海道の島田修社長は22日、現時点で建設主体 の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が提案している「現駅案」を検討しているとし、道と札幌市を含む4者協議に向け「まずは現1、2番線に乗り入れる案を基 本にしたい」と述べた。機構の提示した案への判断を優先するもので、他の案の実現性などについては明言を避けた。

 市内の同社で開いた定例記者会見で表明した。(中略)

 会見で、島田社長は「ほぼ検証ができつつある」とし、8月上旬にも行う道と市を含めた4者協議で検証結果を報告する考えを明言。現駅案を協議中との理由で「その他の案を話す段階ではない」との認識を示した。

 関係者によると、創成川を東西にまたぐ従来の「東側案」より、ホームを札幌駅に近づけ同川の西側に設置する案も浮上しており、9月末までに4者協議で最終的な方針を決める。

出典:新幹線のホーム、現駅案から検討 JR社長 | どうしんウェブ/電子版(経済)

 

現駅案以外の選択肢が消えたわけではありませんが、「現駅案」を基本案としたいというコメントがJRの社長から発せられています。

これは、大きな進歩です。

特に、都市開発で最も直接的な影響が出るの札幌市は、「現駅案」以外は断固反対の姿勢を貫いていました。この報道で「現駅案」実現の道筋が見えてきました。

 

 鉄道・運輸機構が大きく影響

とはいえ、札幌市や北海道が「現駅案」がいいと、言い続けていただけではなく、今回は鉄道・運輸機構が具体的な検証に動いていたことが大きいです。

鉄道・運輸機構は全国で整備新幹線や私鉄の建設、調査をしています。いわば、鉄道建設のプロです。その機構が「現駅案」を実現させるため、周辺駅に在来線の引き込み線設置などの案を作成しているのです。

設備増強、札幌など4駅周辺 新幹線ホーム「現駅案」で機構

 2030年度に延伸する北海道新幹線の札幌駅のホームについて、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が現1、 2番線を活用する「現駅案」に必要だとして示した在来線の折り返し設備などの増強箇所が、苗穂駅付近や札幌駅構内など計4駅周辺に上ることが分かった。 JR北海道は現在、この案に沿って在来線への影響を検証しており、8月上旬にも開かれる道と市を含めた4者協議で報告する方針だ。

(中略)

 機構はこれを受けて6月に、札幌駅で長時間停車する列車を減らすなどして在来線への影響を緩和するための措置として、札幌駅以外も含めた場所で列車が折り返す引き込み線を設けるなどの設備増強案を提示していた。

 増強案は、発寒中央駅付近、桑園駅付近、苗穂駅付近の3カ所に引き込み線を設置するなどの工事を行うほか、札幌駅構内のポイントや信号を増強する内容で、JR側は現在、この案を踏まえて、在来線ダイヤへの影響がどの程度になるかを検討中だ。

出典:設備増強、札幌など4駅周辺 新幹線ホーム「現駅案」で機構 | どうしんウェブ/電子版(経済)

 

4者は8月に協議を行うとしており、なんとか「現駅案」を実現させてほしいです。

 

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