こんにちは。
今年のお盆が終わりまして、早速、国土交通省がお盆期間の渋滞等の情報を公開しました。
その中で、特質すべきは新東名高速道路愛知区間(浜松いなさJCT~豊田東JCT)開通による渋滞回数の減少です。
今年の新東名開通区間
今年の2月13日に、主に愛知県区間の新東名高速道路が約55キロにわたって開通しました。
新東名高速道路は静岡県の御殿場ICから愛知県の豊田JCTまでの約200キロが開通し、残す未開通区間は神奈川県区間だけとなりました。
新東名の特徴は、既存の高速道路の設計基準とは異なり、高速性、安全性に考慮し、カーブ半径や傾斜、舗装にまで新東名のための基準で設計されています。
そのため、走りやすさは既存の東名高速道路に比べ段違いです。
出典:国土交通省報道資料
交通量増加にも関わらず渋滞回数は減少!
国土交通省による速報では、今年の東名・新東名のトータルの交通量は、17%(約2万台)増加しています。にもかかわらず、渋滞回数は、昨年に比べ9割も減少しました。
出典:国土交通省報道資料
渋滞は、速度40キロ/h以下の状態が1キロ以上かつ15分以上継続した状態で最大渋滞長が10キロ以上のとき、と定義されています。高速道路で時速40キロ以下の状態は体感的には、全然進まなくなった、と感じる状態ともいえます。
新東名ができたことで、交通容量が増えていますので新たな需要が喚起され交通量が増加するのは想定通りです。資料を見ると、46%、54%の割合で東名、新東名にうまく分されており、これが一番効果が大きかったのではないでしょうか?
いずれにしても、日本の大動脈ですのでその効果が発揮されていてよかったです。
後は神奈川県区間が何事もなく開通してほしいものです。