こんにちは!
札幌駅新幹線ホーム位置問題について、7日に協議が行われ最終候補が絞られてきました。
ここに至るまでに、とんでもない案も含め様々な案が出てきましたが、最終的にはどの案になっても、在来線札幌駅からの移動に支障がない距離に落ち着きそうです。
新幹線札幌駅ホーム 「東側案」4者協議でJR提示へ
09/07 07:00、09/07 07:02 更新
2030年度の北海道新幹線の札幌延伸に向けた札幌駅のホーム位置問題で、JR北海道、建設主体の鉄道建設・運輸施 設整備支援機構、道、札幌市による4者協議が7日に開かれ、JRは駅の東側にホームを延ばす「東側案」を正式に提示する見通しだ。4者は今後、同案と「現 駅案」「0番線案」の3案について、課題や利点を踏まえた上で比較検討する方針。関係者の間では、在来線への影響が少ない東側案が有力とみられているが、 技術面などで課題もある。9月末までとされる最終案の決定時期は10月以降にずれ込む可能性もある。
3案は、現在の1・2番線を新幹線向けに活用する「現駅案」と、JRタワーと駅の間にある通路をつぶして0番線を造る「0番線案」、駅から創成川の手前まで新幹線ホームを延ばす「東側案」。
現駅案は既に国の認可を受けているものの、札幌駅などに折り返し設備を設置する影響緩和策を講じても、普通列車など23本の影響が出てしまう。0 番線案はこうした影響はほぼないものの、百貨店の敷地が必要になるなどの課題が大きい。東側案も技術面など課題はあるが、在来線への影響はほぼなく、比較 的可能性が高いとみられている。
出典:新幹線札幌駅ホーム 「東側案」4者協議でJR提示へ | どうしんウェブ/電子版(経済)
現段階で残っている3案とは?
案1(現認可案)
全ては、この認可案が無理だということから始まっていますので、この案1の現認可案は、選択されることはまずあり得ないでしょう。
しかも、この案はJR北海道の数少ない稼ぎ頭となっている快速エアポートの増便に影響してしまうようですので、JRにとってメリットがありません。
案2(0番線案)
西側にホームを延長し、0番線を新設する案です。ホームを延長することは問題ないのですが、0番線を建設する際に大丸百貨店に干渉するため交渉が難航しそうです。
案3(東側案)
当初、東側ホーム案といえば、創生川よりも東側にホームを持ってくるとんでも案であり、在来線から離れすぎで利用者の事を考えていない全くありえない案でした。
しかし検討を重ねた今の東側案は、創生川よりも内側までにホームを設置する案になり、かなり現実的な案です。利便性も問題ありません。
しかも案2で問題になっている大丸百貨店には干渉せず、影響があるのはJR北海道自体が所有するステラプレイスとオフィス棟だけですので、JR北海道内で完結できます。
現時点では最有力な案ではないでしょうか。
どの案でも在来線ホームとの距離はクリアしている
どの案も、当初問題となっていた在来線ホームとの距離は問題ないレベルに落ち着いています。
全国を見てみれば、同一駅なのに在来線から新幹線ホームまでは少しくらいなら歩くような駅は意外とあちこちにあります。
例えば名古屋駅や広島駅などは駅自体が大きいため、在来線から乗り換え通路を使って新幹線ホームへ行く場合、結構歩かされる印象です。
札幌駅もその程度で収まるのでしたら利用者としても許容範囲内です。
最終確定は当初9月中としていましたが、10月に延長される可能性もあるようです。
今後の動きに注目です。
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