こんにちは!
宮城県女川町は震災復興計画が順調に進んでいる街の一つです。前回は女川駅を紹介しましたが、今回は女川駅を降りて正面に新たにできた、歩行プロムナード周辺を紹介します。
この界隈は、女川町として「まちなみデザイン誘導ガイドライン【女川駅前商業エリア編】」が策定されており、大変綺麗なまちなみで完成しています。 おしゃれなアウトレットモールのような統一されたデザインが魅力的です。
女川駅前商業エリアの現在(2017年5月)
駅を降りると正面に歩行者専用の「レンガみちプロムナード」がまっすぐ伸びています。女川町は壊滅的な津波被害でしたが、街の長い歴史をつくってきた海を、あえて身近に感じるよう、駅から海が見えるようなまちづくりをしています。
「ハマテラス」という地元の飲食店などが入った商業施設です。
レンガみちプロムナードの両側にはハマテラスのほかに「シーパルピア女川」という20以上テナントが入った施設になっています。
レンガみちプロムナードから女川駅を見てみます。
レンガみちプロムナードに面していない施設でも建物は木の雰囲気を生かしたおしゃれな建物になっています。(写真奥は仙台銀行)
改めて女川駅から女川湾を望ます。
女川町の震災復興計画は、津波被害が甚大だった他市町村の震災復興計画に比べ、街づくりの方向性が一点だけ大きく異なってます。
それは、街の歴史と産業の根幹となっている女川湾に巨大な堤防を造らなかったことです。海が生活とともにあることを象徴するまちづくりです。
まちづくりの完成イメージ図
画像出典:復興計画 | 女川町
ほぼイメージ通りに工事が進んでいます。まだまだ周辺の道路などが完成していない状況ですが、大変魅力的になってきている女川町はこれからも注目の街です。
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