こんにちは!
東北大学片平キャンパスにある近代建築は、旧理学部化学教室棟のような茶系のスクラッチタイルの建物ばかりではありません。今までの建物とは少し様式が異なる建築が、旧東北帝国大学工学部機械・電気工学教室です。
旧東北帝国大学工学部機械・電気工学教室
建築は昭和5年(1930年)です。現在(2020年現在)で築90年です。
とても横長の大きな建物で、中心のエントランスの部分が大変特徴的です。
帝国大学!という感じの建物です。外壁は白系でいながら、中央部は明るい色のタイルが入っています。
拡大写真です。2階と3階の間のタイルは垂直水平方向への貼り方ではなく、45度の角度で貼られています。仙台の近代建築ではここ以外に見たことのないパターンです。何か名前や様式があるのでしょうかね。
入り口の部分には
SENKEN
Research Institute of Mineral Dressing and Metallurgy TOHOKU UNIVERSITY founded 1941
と記載されています。
現在の使われ方
現在は、多元物質科学研究所 南1号館として使われています。よく見ると各窓に換気扇(給排気用?)設備が取り付けられています。
これだけどっしり構えた建物ですが、登録有形文化財ではありません。
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