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青葉通一番町、藤崎百貨店本館と周辺建物が一体再開発!

 

こんにちは!

凄いニュースが入ってきました!!

青葉通一番町にある藤崎百貨店本館と周辺建物が一体再開発の方針であると、日刊建設工業新聞が報道しています。しかも、再開発検討区域は青葉区一番町三丁目の1~2ですので、藤崎本館から東二番丁通りまでの2ブロックが予定区域となり、広大な区域となります。

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青葉通一番町、藤崎百貨店本館と周辺建物が一体再開発の方針! GoogleEarthより

まずは、記事を引用します。今のところこれが全ての情報ですかね。

日刊工業新聞の引用

藤崎(仙台市青葉区)/本館建替に合わせ周辺地区一体再開発/事業協力者の公募開始  [2020年7月8日6面]


藤崎本館の現況

 地場百貨店の藤崎(仙台市青葉区、藤崎三郎助社長)は仙台市中心部にある本館を建て替える。本館周辺の地権者と連携し、組合施行による第1種市街地再開発事業として新しい本館を整備。周辺にある複数の建物も一体的に建て替え、新たな商業・業務・複合交流拠点を形成する。8日から単体のゼネコンを対象に、事業計画作りや保留床処分の提案などを支援する事業協力者の選定を始める。
 既設の藤崎本館を含む再開発検討区域は仙台市青葉区一番町3の1~2。仙台駅西口から延びる道路「青葉通り」沿いにあり、地下鉄の青葉通一番町駅と直結している。
 区域面積は約1・7ヘクタール。用途地域は商業地域で、容積率800%、建ぺい率80%がそれぞれ上限に指定されている。同区域は国が指定を予定する特定都市再生緊急整備地域の候補区域にも入っている。
 藤崎本館の建て替えを巡っては、3月30日に地権者16人でつくる「一番町三丁目おおまち南地区再開発推進協議会」が発足。会長を藤崎社長が務める。将来的に再開発組合を設立し、第1種市街地再開発事業による藤崎本館や周辺建物の建て替えを目指す。
(以下略)

 【引用元】日刊建設工業新聞:https://www.decn.co.jp/

再開発対象の「青葉区一番町三丁目1~2」の場所

今回の再開発検討区域は、青葉区一番町三丁目1~2と記載されています。

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対象エリア付近

上の写真だと、左の高層ビル(仙台ファーストタワー)からクリーム色の大きな壁(藤崎本館)が見える建物までが再開発検討区域です。

場所をGoogleMapから見てみます

下のGoogleMapは、青葉区一番町三丁目1のブロックです。こちらは、ブロック内に高層オフィスビルの「仙台ファーストタワー」が建っています。再開発のエリアには仙台ファーストタワーは含みません。それ以外の建物が再開発対象です。それにしてもアーケード側の建物は小規模建物ばかりでしかもかなりの数があります。これらをまとめ上げたのは凄いです。

次に、青葉区一番町三丁目2のブロックです。このブロックは敷地のほとんどが藤崎百貨店本館です。またこのブロックは、アーケード沿いの数棟を除いて藤崎関連の建物です。

敷地の大きさについて

敷地の大きさは、約1.7ヘクタールと記載があります。

数字で見てもピンとこないので、似た敷地規模の開発だと、約1.65ヘクタールの仙台トラストシティとほぼ同じです。仙台トラストシティはタワー棟とレジデンス棟を全部含んだ敷地の面積です。もちろん、再開発の周辺状況や目的が同じではないので、同じ規模のものが建つかどうかは現状全く未定です。規模や形状等はこれから決めるのでしょうが、敷地から逆算すれば、仙台トラストシティくらいの大きさの建物は建設できる可能性があります。

凄いですね。

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参考:仙台トラストシティ、Wikipediaより

 

せんだい都心再構築プロジェクトが適用になるのか

今回の対象エリアは仙台市が推進する「せんだい都心再構築プロジェクト」適用可能エリア内です。仙台市は「せんだい都心再構築プロジェクト」のイメージとして藤崎百貨店を建て替えたようなイメージを描いています。

このイメージは今回の発表とは全く無関係です。

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せんだい都心再構築プロジェクトイメージ、仙台市HPより

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