いまちず!

今、地図を広げよう! 地図好きによる、仙台+東北の、街のこと、再開発のこと、旅・乗り物のこと。

imachizu!

JR山形駅周辺、着々と進む4つの再開発状況&計画のまとめ

 

こんにちは!

前回に引き続き、山形市の再開発をご紹介します。大きな案件はないですが、小さな再開発案件が複数あります。今回は山形駅周辺の4つの再開発情報をまとめてご紹介します。

f:id:d-naka07:20200720214640p:plain

JR山形駅周辺の4つの再開発、GoogleEarthより

上記は、GoogleEarthの画像に書き込みをさせてもらいました。4つありますので、それぞれ紹介していきます。

1、やまぎん県民ホール

やまぎん県民ホールは完成しました!2020年5月に開館しています。本当は3月にグランドオープンの予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で5月に延期となりました。

始めの図では、一番上の大きな更地の部分です。

f:id:d-naka07:20200720223434j:plain

やまぎん県民ホール、公式HPより

ぱっとみの外観は和風ですが、もちろん中は最新施設となっており山形の代表的音楽ホールになっています。

2、ホテルメトロポリタン山形の増築工事

始めの図では最も駅に近い小さなの黄色枠です。

県都山形市の玄関駅となる、JR山形駅では現在JR系のホテル、ホテルメトロポリタン山形が増築工事をしています。すでに着工しており、2020年10月ごろを目指して工事が進んでいます(2020年7月現在)。

完成予想図

f:id:d-naka07:20200720215026p:plain

ホテルメトロポリタン山形の増築工事完成予想図、朝日新聞デジタルより

【画像引用】山形)外国人客が急増…山形駅前のJR系ホテル、増築へ:朝日新聞デジタル

上の画像は、朝日新聞デジタルから引用しています。シンプルなシティホテルといった感じです。

増築棟の位置図

f:id:d-naka07:20200720215548p:plain

ホテルメトロポリタン山形増築工事の位置図、JR東日本HPより

【出典】https://jr-sendai.com/upload-images/2019/06/201906274.pdf

既存のホテルメトロポリタンの別館のような位置付で増築されます。

規模

客室数は既存棟が116室に対し、増築部分が108室ですので、約2倍の客室数になります

  • 延床面積 約4,200 ㎡
  • 構造/階数 鉄骨造/地上11 階
  • 客室数 108 室
  • 工期 2019 年9 月上旬~2020 年10 月末(予定) -
  • 開業 2020 年内 1993 年11 月
  • 運営会社 仙台ターミナルビル株式会社

3、山形十字屋跡地、ダイワロイネットホテル計画

始めの図では一番左下の黄色枠です。

もともと十字屋山形店という百貨店がありましたが、2018年1月に閉店になっています。

現在は、旧山形十字屋の建物は解体されダイワロイネットホテルが建設途中です。完成規模などは、一度報道されたきりで、公式の情報などはネット上にはありません。

 

4、JR山形駅東口再開発(仮称)計画

始めの図では、山形駅東側正面のペデストリアンデッキでつながる部分にある、黄色の枠の場所です。

これは計画段階であり、具体的に決定しているわけではありませんが、2019年6月に山形市長が、検討のたたき台として地権者に示した完成イメージが、報道されています

当時の完成イメージ

f:id:d-naka07:20200720222636p:plain

JR山形駅東口再開発(仮称)計画

【画像引用】JR山形駅前 大規模開発へ 市が開発構想案:イザ!

こちらはその後報道や山形市からの発表がないことから、現在でも地権者と交渉中と思われます。

完成イメージではホテルを中心とした大型施設となっています。中心駅の駅前としてふさわしい施設をつくりたいという山形市の意向が伝わってきます。

 

こうしてみると山形駅周辺は、新陳代謝が進んでおり、小規模ながら着実に建物の入れ替わりがおきており、ニーズに合わせた施設が進むことで都市機能が強化されているように感じます。

関連記事