こんにちは!
宮城県による、仙台都市圏のパーソントリップ調査で、仙台圏都市圏内の鉄道駅乗降者数について、平日と休日ごとの上位20位の駅が紹介されていました。
国勢調査を利用した宮城県の調査ですので、JRと地下鉄は垣根なく扱われています。
仙台都市圏には91の鉄道駅
仙台都市圏は明確に定義が決められています。北は、大和町、大衡村、大郷町、松島町、南は大河原町、山元町です。この範囲の中には鉄道駅が91駅あります。
駅数は、思ってたよりも結構ありますね。約3分の1が仙台地下鉄です。
【出典】仙台都市圏パーソントリップ調査 - 宮城県公式ウェブサイト
上の図は平日の乗降トリップ数を示した図です。丸が大きいほど乗降者が多いことを示しています。
平日と休日の上位20駅の乗降トリップ数は以下のとおりです。
平日の駅別乗降トリップ数、上位20駅
※各駅における鉄道の乗り換え乗降を含む。※JR東北本線仙台駅の乗降トリップには新幹線の乗降トリップを含む
「乗降トリップ」と表現しているのは、この調査が家から目的地までの「トリップ」(=移動方法のこと)を指しているためです。平日は、地下鉄南北線が圧倒的です。それに次いでJR東北本線の南方面が目立ちます。
平日分ですので、仙台都心部へ鉄道で通勤している人が地下鉄南北線とJR東北本線に偏っていることがわかりますね。
これが、休日だと大きく変わってきます。
休日の駅別乗降トリップ数、上位20駅
※各駅における鉄道の乗り換え乗降を含む。※JR東北本線仙台駅の乗降トリップには新幹線の乗降トリップを含む
今度は南北線とJR東北本線の割合が減り、その分地下鉄東西線の駅が出てきました。絶対的な数が平日より減っているのですが、それを置いておいても、東西線はレジャー利用として使われている率が多いことを示しています。
一方、JR東北本線の長町以南の人は、休日は仙台都心に鉄道で来る人がガクンと減っているということを示しています。
なかなか面白い調査です。
関連記事