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仙台市役所本庁舎建替えは、デザインも特徴的な「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」の技術提案が選定!

 

こんにちは!

11/30に仙台市役所本庁舎建替えに関し「本庁舎建替基本設計者選定プロポーザル公開プレゼンテーション」が開催されましたが、その結果が発表されました!!

今回発表されたのは、11/30のプロポーザルの結果です。詳細設計は今後になります。

選定の結果

選定結果は「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」の技術提案となりました。仙台市の表現としては「受注候補者」とい言い方をしており、提案がそのまますべて採用になるわけではない旨も記載されています。

どんな技術提案か

技術提案の内容をイメージを中心に紹介します。

まずは全体外観です。かなり特徴的な意匠となっています。ぜひこのまま実現してほしいです。

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「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」の技術提案、技術提案書より

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「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」の技術提案、技術提案書より

「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」は、技術提案書の中で

素朴な技術、小さな活動の連鎖を大切にしつつも、市庁舎は仙台市のシンボルとして、長く市民に愛される建築であるべきだと考えます。私たちはそのシンボルを、新奇な形態や素材によってではなく、仙台にすでに潜在している数多くの魅力を引き込み、顕在化させることで実現します。

このように記載していますが、ランダムに飛び出たバルコニーは、見た目上の大きな特徴になっています。高さのある建物ではありませんが、このまま実現すれば、シンボルとして愛される建築になりそうです。

 

地上から低層部分のイメージです。

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「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」の技術提案、技術提案書より

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「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」の技術提案、技術提案書より

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「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」の技術提案、技術提案書より

一番町商店街から続く街路を引き込んだ〈みち〉、仙台の文化でもある市民活動/協働の拠点となる〈みせ〉、それらが立体的に重なり合って生まれる〈ひろば〉が有機的に連携する新たな公共空間、として提案されています。

グランドレベルから低層部は市民が自由に行き来できる立体的空間と位置付けており、まさに開かれた市庁舎です。

【引用】仙台市役所本庁舎建替基本設計業務委託に係る公募型プロポーザルを実施します(受注候補者を決定しました)|仙台市

スケジュール

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「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」の技術提案、技術提案書より

基本設計はこれからとなり、基本設計がまとまるのは1年以上先となります。

仙台都心部には、意匠的に特徴的な大型ビルはほとんどなかったので、これは楽しみですね!

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