こんにちは!
先日国土交通省から、令和3年公示地価が発表されました!
すでに報道である通り、各地で新型コロナの影響により全国全用途平均で6年ぶりに下落するなど、今までの地価上昇の流れが抑えられる動きとなっています。
都道府県ごとの動きを見る限りでは、全国の大部分が「前年よりも下落率拡大・上昇率縮小」となっています。
東北の県庁所在地でも明暗が分かれた結果となりました。
令和3年公示地価で住宅地商業地と上昇した県庁所在地
東北の県庁所在地では住宅地、商業地とも上昇した市が3市となりました。
【宮城県仙台市】
ここはさすがの仙台市です住宅地、商業地とも2%以上の上昇率となりました。
- 住宅地:2.0%上昇
- 商業地:2.8%上昇
【山形県山形市】
山形市は、三大都市圏、地方4市(札幌仙台広島福岡)以外の県庁所在地の住宅地では地価上昇率が1位です。凄いです!
- 住宅地:2.5%上昇
- 商業地:1.0%上昇
【福島県福島市】
福島市は市街地中心部や大森地区等の人気の高い地域を中心に需要が安定的に推移しています。商業地につてもかろうじて上昇しています。
- 住宅地:0.7%上昇
- 商業地:0.2%上昇
地価に関する公式発表数字について
豆知識ですが、地価の数字に関しては公式発表の数字が4種類あります。一年の間に何度か地価に関する報道がされるのはこのためです。4種類の内容と発表時期などを以下に記載しておきます。
それぞれ、目的や調査地点、算出方法が異なるので、それぞれが同じ結果になるわけではありません。
公示地価(今回はこれです)
- 国土交通省による土地取引の指標
- 調査基準日は1月1日で、3月に発表
都道府県地価調査
- 都道府県による土地取引の指標
- 7月1日時点の価格が9月頃に発表
相続税路線価
- 国税庁による相続税の指標
- 1月1日時点の価格が7月に公表
固定資産税路線価
- 市町村による固定資産税の指標
- 1月1日時点の価格が3月に公表
関連記事