こんにちは！
青葉区雨宮の旧東北大農学部跡地の西側部分に移転予定の新「仙台厚生病院」の建物について、過去の報道記事から、建物概要を拾い出してみました。
余談ですが、近年、仙台市内では大型病院が軒並み新築移転や、建て替えをしており、医療機能が一気に最新化されている感じです。最近だと、
- 「仙台市立病院」が青葉区五橋から太白区あすと長町へ新築移転
- 「葵会仙台病院」が太白区富沢から若林区荒井へ新築移転
- 宮城野区福室にある「東北医科薬科大学病院」が敷地内に「新大学病院棟」を完成
- 宮城野区宮城野にある「国立病院機構仙台医療センター」が隣接地に新築移転
- 青葉区堤町にある「JCHO仙台病院」が泉区紫山に新築移転
- 泉区七北田にある「徳洲会病院」が同じく泉区の市名坂に新築移転のため建設中
こんなところでしょうか。仙台のほとんどのエリアの中核病院が新築移転しています。
完成イメージ
話をもとに戻して、新「仙台厚生病院」の完成イメージです。
【画像引用】鹿島・橋本店・阿部和JVに決まる/総延4.6万平米 7月着工/新仙台厚生病院 | 建設通信新聞Digital
全体的に茶系の色で統一されています。最近の病院建築はある程度病棟の形状が固定化されているので、一目で病院と分かります。
スケジュール
- 2021年7月着工予定
- 2023年12月迄に完成予定
- 2024年5月開院予定
着工から2年5か月で完成する予定です。
建物
- 病院棟：鉄骨造9階建て塔屋１層
- エネルギーセンター棟：鉄骨造３階建て塔屋１層
- 保育所棟：鉄骨造３階建て
メインの建物は病院棟で9階建てとなります。上の完成イメージを見る限りではヘリポートが設置されています。余計な心配ですが、新仙台厚生病院予定地の西側の勾当台通り沿いでは、最近80m程度のタワーマンションが林立しており、ヘリの移動で支障になったりしないんでしょうかね。
構造・床面積など
- 地震対策：免震構造
- 施工者：鹿島・橋本店・阿部和工務店ＪＶ
- 設計：佐藤総合計画
- 総延べ床面積：４万６２９７㎡の規模（既存施設に比べて１.６倍程度）
延べ床面積が現在の1.6倍になります。仙台中心部で考えれば、五橋にあった市立病院が移転してしまったので、その分という感じでしょうか。
病院施設
- 許可病床数：４０９床
- 最大収容可能数：４４６床
- 心臓血管・呼吸器・消化器を専門領域とする基本方針などは変えずに、次世代型の先進病院として医療サービスの強化を図る
- 病院棟は全室個室
最大収容可能数が446床です。全室個室が凄いですね。
その他
- 西側の敷地約４.１ha
- 敷地南北両側には将来の増築に備えたスペース
場所
GoogleMapです。
東北大学農学部跡地の開発がひと段落するとこのあたりのイメージが一新しそうです。
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