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秋田新幹線の赤渕駅~田沢湖駅間を新たに直線のトンネルでつなぐ計画が推進されることが、JR東日本と秋田県から発表されました!
秋田新幹線は、ミニ新幹線と呼ばれ、正式な新幹線区間ではありません。新幹線の車両が在来線に乗り入れているという状態です。そのため特にこの区間は、山がちな地形で線路はカーブが多くスピードが出せる区間ではありません。
そこを新トンネルで一気に直線で結ぶのですから一気に7分の短縮となります。
また、現在のこの区間は老巧化している区間でもあり、その改修工事のことを考えれば新たにトンネルを掘ってしまったほうが費用的には効果が大きいと考えられます。仮に既存路線の改修をするとなれば、工事により長期の不通期間が発生する可能性もあります。
気になるのは岩手県が今回の発表に名前を連ねていないところです。確かに秋田県からしたら、7分短縮でもメリットが大変大きいのですが、岩手県からしたら新幹線の交通需要の大半が仙台東京方面であることを考えれば、投資効果は低いと考え乗り気ではないのかもしれません。
スケジュール
今回はJR東日本と秋田県が覚書を交わした段階です。これから事業スキームを決める段階ですのでまだまだ時間はかかります。また着工から11年かかることも記載されており、完成は相当先になりそうです。
整備計画の概要
- 事業区間:赤渕駅~田沢湖駅間の約15㎞の区間
- 事業費:700億円
- 工期:着工より約11年を想定
- 主な整備効果:建設投資による経済波及接効果1113億円、
- 時間短縮:約7分短縮
【出典】https://www.jreast.co.jp/press/2021/20210726_ho01.pdf
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