こんにちは!
政令指定都市の中でも札幌、仙台、広島、福岡は、まとめて「札仙広福」といわれるように三大都市圏以外の地方中核都市としての立ち位置や役割が、似ている都市です。
今回はその中でも、福岡市に着目し、今最も福岡でダイナミックな都市開発として進行中の福岡空港の二つの事業を紹介します。
福岡空港の位置づけ
福岡空港は福岡市の玄関口であり、羽田、成田に次ぐ全国第3位の利用者数を誇っています。平成26年度には国際国内乗降客数が2000万人を超える国内屈指の過密空港です。
そのうち国内線がおよそ4分の3を占めており、継ぎはぎで増築してきた国内線旅客ターミナルビルが、今回ようやく再整備されます。
さらに、国内第3位の空港でありながら滑走路が一本しかなく、航空機も過密状態にあるため増設する計画が動き出しています。
民営化の動きも出ていますが、こうした整備計画は民営化事業とは別軸で動いています。
福岡という都市において、日本各地をはじめ海外からの玄関口となる福岡空港を再整備することは都市力を向上させる近道にもなるのです。
国内線旅客ターミナルビル再整備
再整備という事業名ですが、そのほとんどが新築です。地下鉄駅からの動線が向上することも期待され、今でさえ、都市中心部へのアクセスが抜群の空港ですが、更にわかりやすくなり福岡という街の魅力が今以上に高まりそうです。
下に完成予想図等を紹介します。
わくわくしますね。
全体イメージ
ガラス張りのターミナルビル
地下鉄からのアクセス部
送迎部分
福岡空港は、何度か利用したことがありますが、確かに建物は使い古した印象がありますし、機能的ではないなと感じます。
この再整備で大きく生まれ変わりそうです。
滑走路増設案
福岡空港は全国3位の利用者数がありながらも、滑走路は2800mの1本しかありません。そこで、現在検討案として、第二滑走路を増設する計画が動き出しています。
周囲は市街化されており大幅な用地買収は限りなく不可能です。そのため、今ある敷地を再配置し、滑走路を増設しようという計画です。とはいえ、ほんの一部は用地買収部分が発生します。
これは、まだ案ですが間違いなく福岡空港はパンクしていますし、インバウンドなどの影響で利用者自体は増加していくことが予想されます。
こちらも、早期に実現されるのではないでしょうか。