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いまちず!

今、地図を広げよう! 地図好きによる、街のこと、旅のこと、乗り物のこと。

北海道新幹線札幌駅ホーム位置問題 続報(20160509)

 

こんにちは!

北海道新幹線札幌駅ホーム位置問題の続報です。北海道新聞に記事が掲載されていましたので、紹介します。

 

札幌駅の新幹線ホーム、300メートル東側案 市や機構は反発

 2030年度までに延伸する北海道新幹線の札幌駅の位置問題で、JR北海道が、現駅東側の創成川通を東西にまたいでホームを建設する「東側案」を建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構や札幌市に打診していたことが分かった。ホーム中心が現駅を活用する認可案に比べ300メートル以上東側に移動することになる。機構や市は乗客の利便性が低下し、札幌駅前再開発にも影響すると反発している。市はコンサルタントによる調査・検証を通じて、あらためて認可案の優位性を訴えていく構えだ。

 JRは従来、東側案も検討中だと説明してきたが、概要が判明したのは初めて。昨年夏にはJRが新幹線ホームを現駅の300メートル前後西側に建設する案を検討していたことが判明、機構や市、道内経済界が反対し、JRは断念した。

 今回明らかになった東側案は、札幌市中心部の西1丁目から東2丁目にかけて創成川通をまたぐ形で新幹線ホームを建設するもの。現行のH5系車両は1編成10両の全長が253メートルで、新幹線ホームを造る場合、260メートル超もの長さが必要になることも大きい。ただ、西側案と同様、現在の札幌駅との一体性を損なうだけに現状では理解を得られる見通しはなく、JRと機構、市側の協議は長期化する可能性もある。

05/09 06:30、05/09 11:57 更新

 出典:札幌駅の新幹線ホーム、300メートル東側案 市や機構は反発 | どうしんウェブ/電子版(経済)

300m東案の場合のシュミレーション

記事中の300m東案でシュミレーションしてみます。

新幹線のグランクラス(最東端車両)から在来線ホームの西側端っこまで行きたい場合は300mではなく約600m歩くことになります。300m東にずれてホームが設置されるので「300m+階段の上り下りと在来線ホームの移動距離=600m以上」になります。

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地理院地図で測ってみると、大体の距離ですが630mを超える距離でした。東京だと乗り換えでこれくらい歩く駅はあるけど、ここは札幌。“東京でもあるから”理論を持ちこむのはおかしなことです。移動時間が短い方が利便性が高いのは間違いないですし。

ちなみに600mは、大人の女性が普通の早さで歩いて7分以上(1分=80m計算)。階段や改札、混雑があるので、倍以上の15分は見みないといけなくなりそうです。

15分は、札幌駅前交差点から時計台の距離に相当します。そう考えると結構あります。

 

更に、新幹線ホームは創生川を跨いでいますので、在来線につながるコンコースは創生川より現札幌駅側にしか設置できません。高架の階高からすると、創生川通り部分は1階分しか高さがありませんし、創生川があるので地下で繋ぐのもかなり深くしなければいけないので非現実的に感じます。そうすると、地下コンコースにして、地下でタワー(オフィス棟)横の道路をくぐったとしてもコンコースは強制的に創生川部分で途切れてします。

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(グーグルストリービューより:右側の中央分離帯が創生川)

そうすると、新幹線ホームへ上がる階段なりエスカレータは、新幹線ホームの西端にしか設置させることができないので、最東端車両のグランクラスに乗っていた乗客は、在来線乗り換えをする際は、ホームをひたすら西へ歩かないと1階コンコースにたどりつけないです。

理想形

 やはり、機構と市の理想は、JR在来線、地下鉄の乗り換えがしやすい在来線ホームへの並列案(1,2番線を新幹線ホームへ転用案)。要はどこにでもあるような普通の新幹線と在来線の乗り換えができるような駅にしてほしいという、市としても当たり前の要望です。

しかも、JR北海道は過去にそれができるという前提でステラプレイス等の商業施設を造ったわけですから、尚更です。

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