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今回開通した新東名愛知区間と、以前開通した新東名静岡区間の設計の違いはGoogleマップでわかる

 

こんにちは!

 

2/13に新東名高速道路の豊田東JCTー浜松いなさJCT間が開通しました!

新しい道路はいいですね。わくわくします。早く実際に走ってみたいです。

さて、この区間は新東名新名神区間でかつての猪瀬さんの道路改革の影響から、本来は片側3車線の設計速度140km/hでしたが、片側2車線の設計速度100km/hに設計変更された後に工事された区間です。

ニュースなどの映像や写真を見ていると、トンネルや橋梁が片側2車線分の幅でつくられているのがわかります。それはGoogleマップでもわかります。

 

愛知区間(今回開通区間)

今回開通区間のトンネルと橋梁部分をGoogleMapで見てみます

※グーグルの航空写真はまだ完成前です。

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航空写真は完成前のものですが、工事車両の大きさからトンネル開口面が片側2車線分しかないのが分かります。橋梁も同じ道路幅でです。

 

この道路幅を記憶しておいてください。続いて、前回開通した静岡区間を見てみます。

静岡区間(前回開通区間)

下のGoogleMapは浜松付近の新東名です。

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よく見ると、車線は2車線なのですが、トンネル幅の半分程度しか使っていないのが分かります。これは走行していてもよくわかるのですが、設計は通常より広い車線が3車線分と路側帯分の幅が確保されているのです。

ただし、実際の運用では2車線しか使っていません。

将来の拡張性

将来の拡張性でいえば、静岡区間の方が道路幅が広い分拡張性に柔軟性があります。いまでも、分流や合流前後で意図的に3車線区間をつくている部分があります。一方、今回開通した愛知区間は残念ながら、トンネルや橋梁の構造物が2車線分でしか作られていないので、拡張性はありません。

神奈川区間もそう

現在工事が進んでいる神奈川区間も愛知区間と同じ設計です。現東名の方が車線が多いという逆転現象が起きることが確定しています。

 

個人的にはですが、東京名古屋大阪を結ぶ日本の大動脈は、多少お金がかかろうともキャパに余裕があるような造りにしておいてもよかったのではないかと思います。