こんにちは!
あすと長町に行く機会がありましたので、マンションなどの建設状況を紹介します。
シティタワー長町新都心
住友不動産が販売する「シティタワー長町新都心」は全戸で414戸、24階建ての巨大なマンションです。タワーと名乗っていますが、かなり横長の印象があります。現在12階まで工事が進んでいます。最終的にはこの倍の高さになります。
プレシスあすと長町エクレール
シティタワー長町新都心に隣接して一建設の「プレシスあすと長町エクレール」が建設中です。こちらのマンションの方が長町駅に近いです。139戸の15階建てで、隣にあるシティタワーと比べてしまうと小さいマンションに感じてしまいますが、139戸は仙台でもかなりの規模です。
まだ、基礎工事の段階でしょうか。鉄骨は見えていません。(写真右側の建物はシティタワーです)
ワンパークレジデンシャルタワーズ
野村不動産とワールドアイシティが建てている「ONE PARK RESIDENTIAL TOWERS 」です。345戸の24階です。こちらもシティタワーと同様「タワー」と名乗っていますが完成予想図をみるとやはり横長に感じます。
まだ基礎工事の段階でしょうかね。クレーンが建っているのでそろそろ本体工事が始まるものと思われます。
高さの問題
これらのマンションは、タワーと名乗っている以上、本来であれば、もっとスリムに上に伸びている方が、周囲への日照の影響などが抑えられるのですが、みんな横長のマンション形状をしています。
横長のマンションはどうしても壁のイメージになってしまい、裏側が真っ暗になってしまいます。実際、ワンパークレジデンシャルタワーズは、北側の災害公営住宅を完全に影にしてしまうことで問題ではないかと、新聞記事にもなっています。(河北新報2月25日の記事)
とはいえ、マンション業者も建築基準法や各法令にに基づいて設計しただけであるので何も悪くないしそれで責められるのはかわいそうな気もします。また、工期上、高さを抑えた方が短くなることはあります。
もしかしたら、マンションなので消費税増税になる前に何とか完成させる、というような発想なのかもしれません。シティタワーは2017年1月完成予定で、4月が消費税10%増税予定。タイミング的には可能性としてあり得ます。都心部マンションのように、消費税なんて気にしないよ、みたいな高額価格は設定できないエリアですし。
同規模都市の広島市は中四国九州で最高高さの193mの高さのタワーマンション(シティタワー広島)が建設中ですし、福岡市では九州最高高さの145mの高層マンション(アイタワー)が建設中です。札幌市は100m近くのスリムなタワーマンションが多数建設中です。
高ければいいというわけもないですが、あすと長町は、この部分で都市の魅力が半減してしまっているような気がしてなりません。