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仙台空港の乗降客数減少、次の展開は?

 

 こんにちは!

つい先日、関西国際空港が国際線乗降客数で成田空港を超えたことが大きな話題になっていました。先頃のアジアを中心としたインバウンドが主要因です。このインバウンドの動きは新千歳空港や、各地の地方空港でも顕著になっております。

一方、仙台空港はというとということで、いろいろ調べてみました。

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仙台空港は減少

先日、河北新報に仙台空港についての記事がありましたので転載します。

<仙台空港>乗降客4%減 復興需要に陰り

<仙台空港>乗降客4%減 復興需要に陰り

 仙台空港の国内線と国際線を合わせた2015年度の乗降客が、前年度比4%減の311万3841人だったことが19日、分かった。乗降客数の前年割れは東日本大震災で急減した11年度以来、4年ぶり=グラフ=。復興需要の陰りが浮き彫りになった。

 県の速報値によると、15年度の乗降客は前年度比12万5729人の減。国内線は295万4442人で11万8099人減少し、国際線は15万9399人で7630人減った。

 国内線は、スカイマークが福岡線と札幌線を15年3月下旬、神戸線を10月下旬に撤退した影響が出た。国際線は、ハワイアン航空が9月末でホノルル線の運航を中止。海外渡航客は成田などに流れたとみられる。

 7月1日に完全民営化される仙台空港の運営会社仙台国際空港(名取市)は、20年度の乗降客目標数を410万人としている。現状より100万人上乗せする必要があり、格安航空会社(LCC)の誘致などに力を入れる。

 仙台空港アクセス線は、2万2219人増の337万553人で過去最多を更新した。震災後の沿線開発に伴って通勤通学客の利用が増加し、空港利用者の減少分を補った。

 4月20日(水)17時1分配信

 出典:<仙台空港>乗降客4%減 復興需要に陰り | 河北新報オンラインニュース

 河北新報の記事の元は、宮城県が公開している仙台空港管理状況調書です。先日2015年の乗降客に関する速報値が発表されたことで記事となりました。

仙台空港管理状況調書:仙台空港管理状況調書(年度) - 宮城県公式ウェブサイト

復興需要の減少が要因か?

河北新報では、減少の要因は復興需要の陰りではないかとの指摘ですが、記事にもある通りスカイマーク等の航空路線の減少がそのまま利用者数に直結しています。(記事タイトルが記事本文で説明されていない気がしますが。。)

正直、復興関係は5年も経っているので航空需要に直結するほど影響力があるとは思えません。

次の展開は?

仙台空港は今年6月に民営化される予定です。空港民営化と言えば、関空+大阪(伊丹)空港の民営化が注目されていますが、地方空港初の民営化事例としてこの仙台空港民営化は、国土交通省でも大注目なのです。

LCCの拡大、強化

民営化する仙台空港として力を入れる取り組の一つがLCCの誘致です。

既に、

  • ピーチアビエーションが2017年夏までに国内第4の拠点化
  • タイガーエア台湾が国際線LCCを仙台空港に就航させることを発表

 することが決まっており、幸先の良い動きになっています。

また、仙台空港民営化の取り組みとしても、LCC専用ターミナルを整備すること決まっており、LCCに如何に比重が置かれているかがわかります。

今後への期待

東北での拠点空港として、とにかく便数を増やすことが利用者数増への近道です。LCCでもレガシーキャリアでもいいので、便数が増えることでの拠点化が今後の仙台空港の鍵を握っています。

とはいえ、レガシーキャリアは以前にも就航、撤退を繰り返しているため、新たなニーズは定着していませんので、LCCのような今まで飛行機を利用したことない人を取り込むことが利用客増加につながります。

 

いずれにしましても、今後6月以降、大注目であることに変わりありません。

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