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さくら野百貨店跡地に150m、130mの超高層ビル建設予定!

 

こんにちは!

3月に話題になっていました、さくら野百貨店跡地をドンキホーテの持ち株会社である「パンパシフィックインターナショナルホールディングス」が再開発する件を紹介します。

概要

ここ数年の間、仙台都心部では超高層ビルのような大きな再開発ビルの供給がありませんでした。しかし、3年以上空き店舗となっていたさくら野百貨店跡地に、パンパシフィックインターナショナルホールディングスが、150mと130m高層ビル(オフィスビルとホテル)のある複合商業施設をつくることが報じられました。

さくら野百貨店跡地のあるこの場所は、JR仙台駅、地下鉄仙台駅の目の前であり、まさに仙台の一等地の場所です。毎年、路線価で東北1位の地点としても知られています。

イメージ図

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イメージ図

イメージ図はまだ確定ではないと思われますが、下層階4層が商業施設、東西にそれぞれ高層棟という配置です。奥のJR仙台駅寄りの高層棟の方が高く見えるため、そちらが150mの高層棟だと思われます。

因みに、近くのアエルが146mの高層ビルですので、高さとしてはほぼアエルと同じくらいです。

記事の内容

河北新報の記事を引用します。

仙台駅前、旧さくら野跡地再開発 ドンキ運営会社が名乗り

 2017年2月に閉店したさくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の跡地の約8割を、ディスカウント店「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH、東京)が取得することが20日、同社への取材で分かった。JR仙台駅前の一等地で再開発計画が動きだす。
 旧仙台店は八つのビルで構成され、敷地面積は約5500平方メートル。うち約8割の土地と建物は、匿名組合が出資するさくら野DEPT仙台合同会社(東京)と投資ファンド東北リテールマネジメント(同)が所有していた。
 PPIHは今月16日、DEPTが実質的に持つ土地、建物と、リテールマネジメントの全株式を取得する契約を締結。事実上、旧仙台店の最大のオーナーとなった。
 PPIHは建物を解体した上で跡地の一体的な再開発を目指す。商業施設、ホテル、オフィスを組み合わせた延べ床面積最大11万平方メートル、高さ最大約150メートルの複合ビルを構想する。ビルの建て替えなど再開発を促す仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」による容積率緩和を目指し、高機能オフィスを整備する。
 他の5地権者や市の担当者に対しPPIHは19日、取得の経緯や跡地利用の構想を説明した。PPIHによると、4月から月1回程度、市の担当者も交えた勉強会を開くことを決めた。21年3月に地権者で構成するまちづくり協議会の設立を目指す。
 計画では21年秋ごろに準備組合を設立し、23年秋ごろにビルの用途や規模を定める都市計画を決める。早ければ24年度中の着工、27年度中の完成を目指す。
 旧仙台店を巡っては、ビルオーナーらの間で行われていた複数の調停や訴訟が19年2月に全て終結。DEPTは売却先を模索し、一時は複数の不動産開発業者に入札参加を呼び掛けた。結局入札は実施されず、PPIHに取得を提案したという。
 PPIHは取材に対し「仙台駅前の一等地で非常に可能性がある場所であり、(仙台店が)閉店されたままの状況は好ましくない。市や地権者と協議し、より良い街づくりにつなげたい」としている。

 引用元:仙台駅前、旧さくら野跡地再開発 ドンキ運営会社が名乗り | 河北新報オンラインニュース

 

都心再構築プロジェクトとも合致した計画

昨年決定した、仙台市の「せんだい都心再構築プロジェクト」を活用する計画になっていて、容積率緩和なの措置を利用することが書かれています。別の記事では、市長もこの計画について評価しているという内容もあり、都心再構築プロジェクトの目玉プロジェクトになるのは間違いありません。

当ブログでは過去に、「最近、仙台都心部になぜ100m超の高層ビルが建たないのか - いまちず!」という記事を書いてみましたが、この計画はいい意味で裏切ってくらました!

久しぶりの大型案件で、期待大です!完成がかなり先なので、無事にこの計画のまま進んでくれることを祈るばかりです。

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