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いわき駅南口開発計画、JR東日本が駅ビル増築とホテル計画に着手!

 

こんにちは!

福島県いわき市の中心駅、いわき駅で南口開発計画がJR東日本によってすすめられます。7月にJR東日本がプレスリリースを出しており、ホテル及び商業施設の駅ビルの増築の計画です。

新型コロナの終息が見えない中での、この計画の発表はかなり攻めた計画に感じます。これは常磐線の全線開業による、いわき駅のビジネス拠点化という意味合いもありそうです。東京からや仙台からの出張に電車を使ってもらい、駅ビルにあるホテルに宿泊してもらうという狙いですかね。いわき市はビジネスホテルは今でもありますが、郊外などに点在しており、車移動が基本の街づくりとなっています。

いわき市の街づくりとしても、嬉しい開発計画です。

完成イメージ

外観イメージです。ホテル棟の建物が増築部分で今回の建築対象です。右側の「JRいわき駅」のサインが入っている建物は既存の建物です。

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いわき駅南口開発計画完成イメージ、JR東日本プレスリリースより

【出典】http://www.jrmito.com/press/200717/press_04.pdf

3階までが商業施設となり、駅ビルと一体化した商業空間とします。

下の完成イメージが館内イメージです。

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いわき駅南口開発計画完成イメージ、JR東日本プレスリリースより

いわき駅からの動線を意識した建物配置になっています。雨の影響なく、商業施設やホテルまで行くことができます。

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いわき駅南口開発計画イメージ、JR東日本プレスリリースより

いわき駅ビルは2009 年6月に開業しています。この南口開発計画に伴い 、既存のいわき駅ビルも全面的にリニューアルを実施のため 、2020年8 月末をもって全館閉店となります 。

 

増築棟の場所

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いわき駅南口開発計画イメージ、JR東日本プレスリリースより


開発概要

  • (1) 名称 いわき駅南口開発計画
  • (2) 所在地 福島県いわき市平字田町38-16ほか
  • (3) アクセス いわき駅直結
  • (4) 敷地面積 約 7,180 ㎡ (駅舎含む
  • (5) 延床面積 約 8, 800 ㎡ (増築部分約 5, 900 ㎡、既存部分約 2, 900 ㎡
  • (6) 構造・規模 鉄骨造、増築棟:地上10階建て・既存棟:地上4階建て、高さ 40.5メートル
  • (7) 施設概要 客室 227室(予定)物販・飲食・事務所等(予定)
  • (8) 工期 2020年9月から2022年3月(予定)
  • (9) 開業 2022年春(予定)
  • (10) 事業主 東日本旅客鉄道株式会社 仙台ターミナルビル株式会社
  • (11) 運営会社 ホテル/商業施設 仙台ターミナルビル株式会社

※開発概要はJR東日本プレスリリースより

※掲載のプレスリリースの内容は今後変更になる可能性もあります

因みに、JR東日本水戸支社と福島県いわき市は 2019 年 7 月 31 日に鉄道と駅の利便性向上や公共交通機関の利用促進、観光や地域資源を活用した地方創生 等 に両者が連携して、駅を中心としたにぎわいの創出と、同市の地方創生や持続的発展を目指す包括連携協定を締結しています。

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