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東北大学片平キャンパスには近代建築がまだまだります。北門のそばの本多記念館を紹介します。この建物は今でも建物名称が変わらず「本多記念館」のままです。金属学の権威で東北帝国大学第6総長を務めた本多光太郎氏の在職25周年を記念して建てられた建物です。
旧東北帝国大学・金属材料研究所本多記念館
大きな車寄せのあるエントランスが特徴です。外観は他の建物でも使っていたスクラッチタイルを使用したデザインとなっています。
現在の使われ方
現在も本多記念館という名称で使用されています。中には資料展示室もあり一般の人も立ち入ることができます。その資料展示室は、2016年の創立100周年には、本多記念室と合わせリニューアル行っています。
建物について
昭和18(1943)年築のため築77年の建物です(2020年現在)。当時は戦時中ということもあり、鉄筋の手配が非常に困難だったようです。
また、金属材料研究所創立75周年記念事業の一環として、平成6年5月から同年10月にかけて壁面の補強や内装などの改修整備工事が実施されました。工事にあたっては、出来るだけ建物の外観を変えないように、玄関ホールや階段周辺の大理石を保存するなどの配慮がなされました。
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