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山形県の庄内平野に位置する陸羽西線「狩川駅」駅舎が建て替えられることが発表されました。陸羽西線は、山形県新庄市の新庄駅から酒田市の余目駅までを結ぶ地方線です。狩川駅舎は1913 年に建設されて以来、107 年が経過しています。
現在の駅舎
現在の駅舎は、寄棟と切妻屋根を組み合わせた、昔ながらのつくりをしています。
外の人間が見る分には、昔ながらのつくりで懐かしさを感じていい雰囲気だなあ、と感じてしまうところですが、実際の利用者や管理者の観点からすれば、建物自体の耐震性、断熱性、快適性、維持管理の面から考えると築100年以上の建物をそのまま利用することは、現実的ではありません。
利用者は1日乗車人員が43人の小さな駅です(2020年度統計)。
完成イメージ
建て替え後は、規模は縮小され、シンプルな建物に生まれ変わります。屋根については、既存駅舎の黒色と寄棟と切妻の組み合わせを継承し、外観は周囲の風景に馴染むような木目調の外壁。内観については、主体である木材を惹きたてるため白色を基調とした壁を採用します。
腰壁やベンチ等の内装に木材を活用することで、温かみのある空間づくりを目指します。
駅舎概要
- 駅住所:山形県東田川郡庄内町狩川今岡112 番地
- 乗車人員:43 人/日(2020 年度)
- 構造・規模:(旧)木造1階建 延床面積約110 ㎡
- (新)木造1階建 延床面積約40 ㎡
場所はGoogleマップをご覧ください。
スケジュール
新駅舎を2021 年8 月末~12 月末(予定)に建設し完成後に、既存駅舎を撤去するスケジュールとなっています。(既存駅舎撤去工事:2022 年3 月以降(予定))
既存駅舎とホームの間に新駅舎を新築し、その後既存駅舎を撤去します。既存駅舎から新駅舎への切替えは2021 年12 月末を予定してます。
【出典】https://www.jreast.co.jp/press/2021/sendai/20210803_s01.pdf(画像出典も同左)
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