こんにちは!
半導体大手の「キオクシア株式会社」が岩手県北上市にある北上工場の敷地拡張を決定しています。
キオクシア株式会社とは、聞きなれない人も多いかもしれませんが旧東芝メモリのことです。一般向けに販売しているSSDやフラッシュメモリ、SDカードのブランドとしても定着していています。
キオクシア株式会社はクラウドサービス、5Gサービス、IoT、AI、自動運転などの普及により、今後もフラッシュメモリ市場は中長期的な拡大が見込まれるとし、現在の北上工場の敷地を拡張することで北上工場2番目となる製造棟(K2)の建設に備えています。
ここにさらに、決定した敷地拡張をさらに拡大させるという報道が出ています。
【画像出典】キオクシア岩手 510棟 | Works | シミズの設計本部
北上工業団地内で再拡張?
河北新報が再拡張の動きを報じています。記事の一部を引用します。
半導体大手キオクシア(旧東芝メモリ)が、岩手県北上市の北上工場周辺で新たに約7ヘクタールの民有地の取得を目指していることが28日、分かった。2棟目増設に備え、昨年12月に取得方針を発表した工業用地13・6ヘクタールの南側に隣接する。さらなる規模拡大を見据えた動きとみられる。
関係者によると、新たに取得を目指すのは北上工場の南東部に位置する民間企業数社が立地する一角。2棟目増設に備え、北上市などから取得を予定する工業用地と地続きで20ヘクタール以上の広さとなり、一体的な事業展開が可能となる。
取得を目指す民有地では、既に立地する民間企業の一部が移転を始めている。半分以上の約4ヘクタールを所有する北上運輸(北上市)は、工業団地内の新たな造成地を市から取得する予定で、2022年中に物流施設を移転新築する見通し。
キオクシアの北上工場を巡っては、最大4棟の増設を期待し、市と岩手県が敷地拡張を支援。隣接する市道と県道を払い下げ、代替する外周道路を整備する計画を進めるなど、手厚い対応を取っている。
【出典】半導体大手キオクシア、北上工場敷地を再拡張へ | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
現在は製造棟1棟(K1)のみですが、これが記事の通り最大4棟の増設までされればフラッシュメモリの大量供給が可能となり、業界としても大きな動きとなります。
キオクシアは三重県四日市市の四日市工場でも製造棟Y7を2021年春から着工する予定となっており、大変勢いがあります。
場所
場所は北上市北部にある北上工場団地の中です。
北上工場2番目となる製造棟(K2)は2022年春を目途に整備完了予定
現在はキオクシアから発表されているスケジュールは、
- 2021年春から整備工事に着手
- 2022年春を目途に整備を完了する予定
K2の建設時期、生産能力など具体的な計画については、市場動向を見極めながら検討するとしています。
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