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五橋にある旧仙台市立病院の跡地が、東北学院大学の新キャンパス「五橋キャンパス」に生まれ変わる工事が進んでいます。今回はこの整備計画の情報を一通りまとめてみます。
現在(2020年4月)は、旧仙台市立病院の建物を解体中で、2023年4月からの利用開始を予定しています。
完成イメージ
東北学院大学のHPを見ると、上記完成イメージが掲載されており、かなり大きな規模の建物が建設されます。
メインの高層棟
環境影響評価によると、メインの高層棟は高さ76mでこの周辺ではかなりの存在感になるのではないでしょうか。
このエリア自体は、仙台市の高さ規制により基本は60m以下の規制がありますが、緩和措置を使い限界の80mまでが可能です。今回は緩和措置を使って76mとしていると思われます。
階数は地上16階地下1階です。
建物の配置
高層棟のほかに、ホール棟、講義棟、研究棟があり、配置は以下のような感じです。
高さはそれぞれ、28m、34m、34mで、高層棟だけが突出して高い建物となります。
新「五橋キャンパス」の効果
この新「五橋キャンパス」はキャンパスの新設ですが、既存の泉キャンパス、多賀城キャンパスを閉鎖してこの五橋キャンパスと近隣にある既存の土樋キャンパスに大学機能を集約する壮大な計画です。
東北学院大学では、この一連の計画を「東北学院大学アーバンキャンパス計画」と名付けています。
HPを見ると東北学院大学の在学生数と大学院生の合計は11231人、現在はこれらの学生が3つのキャンパスに分散していますが、今後は五橋キャンパスと土樋キャンパスに通うことになります。
もともとこの辺りは、東北大学片平キャンパスがありますので、近くの荒町などは学生街の雰囲気を感じるエリアです。ここに、おそらく数千人の学生が加わりますので、周辺は学生街としての雰囲気がより色濃くなりそうです。
また、地下鉄で通学できるので、地下鉄の乗降者数にも多少なりともプラスの影響がありそうです。地下鉄は南北線「五橋」駅だけではなく、東西線「宮城野通」駅も十分徒歩圏です。
仙台都心の南側の入口の位置
場所は、愛宕上杉通りと東二番丁通が分岐するY字の大きな交差点のある場所です。仙台市民なら、車でここを頻繁に通ると思います。
(上記googleearth上では中央Y字交差点右の白い大きな横長の建物が旧仙台市立病院(現地))
なぜかというと、このY字交差点から少し南の「昭和市電通り」との交差点の間は、仙台都心部に南から向かう場合は必ずここに一度集約される道路配置になっているからです(幹線道路の場合)。ある意味この区間が通行止めになったら、仙台南部の道路はマヒします。
ここに高さ76mの大きな建物が建設されれば、仙台都心部に南から向かうときのランドマークのような建物になるのではないでしょうか。
事業概要
- 名称:東北学院大学五橋キャンパス整備計画
- 延べ面積:63,960平方メートル
- 供用開始予定:2023年度(令和5年度)~
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