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今回は青森市の中心市街地での再開発、新町一丁目の中三再開発の紹介です。「中三」は青森の百貨店として、青森市中心市街地のど真ん中に立地しています。2018年に再開発が発表され、現在は解体工事から建設工事へと工事が進んでいます。青森市中心部での再開発だけに、期待が大きい再開発です。
完成外観イメージ
【出典】複合施設は16階建て 中三青森店再開発計画 | AOMORI みらいボイス 地元で生きる、青森で活きる!魅力あふれる青森県で「みらい」の夢をかなえよう。
この建替えでは、百貨店としての建て替えではなく、マンションを含めた複合施設としての建て替えとなります。
右側の上部がマンションとなり全部で16階建ての建物となります。低層階は中三が入る部分ですが、建て替え前よりも階数が少なくなっていることから、商業フロアの面積は少なくなるかもしれません。商業部分は1階~3階の予定です。
左側の上部が立体駐車場と思われます。立体駐車場は280台整備予定、3階部分に連絡通路があり、両建物は雨に濡れずに行き来できるようになっています。こちらの建物も低層階は商業施設と思われますが、1階だけのようにも見えます
再開発の場所
場所は、青森駅と青森県庁のちょうど間付近です。この辺りは青森市の商業中心エリアとなっており、この再開発で大きくエリアの雰囲気が変わりそうです。
住所は新町1丁目のブロックで、古い建物が多いエリアです。今回は旧中三の建物だけではなく、一部周囲も巻き込んでの再開発となります。
大まかな感じですが、上記の黄色い部分が再開発エリアです。先ほどの完成イメージを見ると中央に通る道路はそのままです。
現在の状況
旧中三は、この建て替えのために2019年4月で営業を終了しています。今は別の場所に中三サテライト店をオープンし営業しています。
建物自体は解体工事から建設工事へと工事が進んでいます。
余談ですが
余談ですが、かつて青森市はコンパクトシティの代表都市として都市政策分野で注目されている都市でしたが、気が付いたら中心市街地の空洞化、再開発ビルのアウガの失敗、商業の郊外化や東北新幹線新青森駅の開業などで、いつの間にかコンパクトシティの失敗例の代表例みたいな存在になっていました。この再開発がきっかけで、街づくりが活発化することを期待しています。
建替え計画概要
- 名称:新町一丁目地区優良建築物等整備事業
- 複合施設の内容:地上1~3階を商業施設、4階~16階を集合住宅(約90戸)
- 立体駐車場:約280台
- 地区面積:0.7ha
- 完成時期:2020年完成予定
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