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仙台のアーケード街はまっすぐではない、気になる地点

 

こんにちは!

今回の記事内容は結構どうでもいいことです(先に言っておきます)。

この地点、いつも気になります。仙台のいわゆる「アーケード街」です。

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仙台アーケード街

何が気になるかというと、手前の「ぶらんどーむ一番町商店街」と奥の「サンモール一番町商店街」はほんのわずかに角度がついており、まっすぐ(直線)ではありません

上の写真は、わかりやすいように、「ぶらんどーむ一番町」のちょうど中央にある点字ブロックを中心に写真を撮りました。

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「ぶらんどーむ」と「サンモール」が一直線であれば、サンモールの出口が真正面に見えるはずなのですが、実際には、サンモールは少し斜めになっています。

この地点です。Googlemapです。

さっきの写真は北から南方向を眺めてる写真です。地図上だと見るとまっすぐに見えるのですが、実際にはサンモール一番町がわずかに角度がついています。

よくわからないと思いますので、地理院地図の空撮画像に書き込みをしてみます。一番右の線がアーケード街です。

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仙台市街地の南北・東西軸は、おおよそ東二番丁通・勾当台通より西側は碁盤目状の構造になっており、交差点は角度がぴったり90度の綺麗な正型です。黄色い線が南北軸の平行ラインです。

先ほどのアーケード街を見ると、青葉通りから南側は、ほんの少しだけ東に振っているのがわかります(赤い線)。これが先ほどの写真で、まっすぐ見通せなかった理由ですね。

成り立ちが気になるのですが、地理院地図の一番古い空撮でもすでにこの形状でした。それ以外は調べようがありません。

国分町通は昔の街道だけあって、綺麗にまっすぐです。

 

晩翠通りも角度がついている

もう一つ気になるのが、晩翠通りです(先ほどの空撮への書き込みだと一番左の線です)。広瀬通との交差点からは、少し西へ振っています。個人的に、晩翠通りを車で走っているときに気づいており、違和感を感じていました。

というわけで調べてみたのですが、こちらの理由は過去の航空写真を見たら理由がわかりました。

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こちらは、地理院地図の1945-1950年の空撮画像です。上の赤丸が、現在の広瀬通と晩翠通の交差点です。

下の赤丸が現在の南町通りと晩翠通りの交差点です。当時は南町通りがクランクしていてわずかにある南北のラインに晩翠通りを繋げようとしたために、本来の黄色のラインから少しずらしたと想定できます。

地図は楽しいですね。

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