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半導体大手のキオクシア株式会社、岩手県北上工場の第二製造棟立地のための用地整備工事着手!

 

こんにちは!

最近は半導体関連がニュースに話題に上ることが多いです。

岩手県にある旧東芝メモリの「キオクシア」がK2と呼ばれる第二製造棟立地のための用地整備工事に着手したと報道されました。

キオクシア株式会社とは、聞きなれない人も多いかもしれませんが旧東芝メモリのことです。一般向けに販売しているSSDやフラッシュメモリ、SDカードのブランドとしても定着していています。

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キオクシア岩手株式会社北上工場(写真は製造棟K1)※画像は清水建設HPより引用

【画像出典】キオクシア岩手 510棟 | Works | シミズの設計本部

キオクシア株式会社はクラウドサービス、5Gサービス、IoT、AI、自動運転などの普及により、今後もフラッシュメモリ市場は中長期的な拡大が見込まれるとし、現在の北上工場の敷地を拡張することで北上工場2番目となる製造棟(K2)の建設に備えています。

半導体業界はグローバルな動きの中で、さまざまが憶測記事が飛び交っています。個人的な希望ですがキオクシアには単独で世界で戦い抜いてほしいです。

こうした拡張の動きは、将来を見据えた動きで勢いを感じますね。

報道内容

 報道内容を引用します。

 

 半導体大手・キオクシア(東京都港区、早坂伸夫社長)は、北上市の北上工業団地内で第2製造棟などの立地に備え用地整備工事に着手した。初期は市や県、民間から取得する15ヘクタールで整備する計画。用地整備は2022年春ごろに完了し、同社は市況の動向を見ながら具体的な建設時期を検討していく。

 同社は、北上工業団地の拡張エリア11・5ヘクタールを16億4840万円で取得。これに周辺の市道、県道や民間の土地を合わせて15ヘクタールを取得し整備する。

 現在、稼働している北上第1製造棟(K1)の北側に電気や水、ガスを供給する動力ヤード、倉庫などの付帯施設を配置し、東側に北上第2製造棟(K2)を建設する計画。さらに、K2南側の民間の土地取得に向けて交渉を進めている。

(中略)

キオクシア岩手製造棟配置計画

 用地整備工事は北上工業団地を通る市道川原町南田線にもかかり、市は同社に同路線の一部を払い下げする方針。6日午前9時から全面通行止めとなり、代替路となる東部道路などは6月1日に開通する。市は6、7月の市議会で市道廃止、払い下げの議案を提出する見込み。

 川原町南田線は花巻市内とJR北上駅東口方面を結ぶ主要幹線路だが、北上市は同社の拡張には払い下げが不可欠と判断。市はさらに、K1の北西部16・5ヘクタールで工業団地を拡張整備する方針で21年度から事業に着手、25年度の分譲開始を目指している。

(中略)

 K1は19年秋に完成し、20年1~3月期に稼働開始。現在、現地子会社のキオクシア岩手が従業員1100人体制で運営している。仮にK2がK1と同規模となれば、さらに1000人規模の雇用が見込まれ、市内や県内経済に大きな波及効果が見込まれる。

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【記事引用】キオクシア第2製造棟 用地整備に着手 北上工業団地内【岩手】(岩手日日新聞社) - Yahoo!ニュース

キオクシアの動きに対して、北上市は積極的に動いており、すでにキオクシアのために工業団地の中の道路を付け替えるなどしています。そして今回はK2を想定し、報道の通り、主要道にあたる道路も廃道にするなどの決定しています。

この動きの速さは理想的です。

 

場所

場所は北上市北部にある北上工場団地の中です。

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キオクシア北上工場、GoogleEarthより

GoogleEarthの工場の外観です。とても巨大です。三重工場のように多数の工場が新設されれば北上市へのプラスの効果は計り知れないものになります。

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