こんにちは!
6月25日に総務省により、全国の2020年国勢調査「人口速報集計」が発表されました!6月に入ってから、自治体ごとでは速報値を発表しており、仙台市もすでに速報値は発表済です。今回は総務省によって全国分が集計されたことで、日本全国の人口数や、市町村ごと都道府県ごとの人口数など様々な指標で分析をすることができるようになりました。
人口増減数に着目
人口増減数に着目してみます。
2020年国勢調査により、日本国内の人口はマイナス868,177人でした。前回の2015年国勢調査に続き、日本の人口が減少局面になっていることが数字ではっきりとしました。ちなみに、人口86万人減少だと、山梨県や佐賀県の人口が丸ごと無くなるほどの人口数です。
※山梨県、佐賀県の人口は各々約80万人
とはいえ、自治体ごとによって人口増減は大きな差があります。仙台市は、前回の記事のとおり2015年国勢調査時から2020年国勢調査時にかけて人口が大きく増加した自治体です。
自治体をごとで見ると仙台の人口増加数は13位で15,037人となります。人口が増加している自治体は三大都市圏と福岡、札幌、仙台です。
市区町村別人口増減率
市区町村別人口増減率を統計地図にしたものが視覚的にわかりやすいです。
オレンジ色以降の濃い色が増加を示しています。
東北部分を拡大してみます。
東北については、
- 仙台市と近隣の増加
- 福島県の原発関係エリアの増加
が目立つ傾向ですね。
仙台市は市全体で増加しましたが、唯一泉区だけは減少しています。また仙台市の北に隣接する多賀城市、富谷市、大和町、その北側の大衡村、仙台市の南に隣接する名取市も増加しています。
福島県浜通りの原発関係エリアは2015年国勢調査時は人口が大きく減少していたことからの急上昇です。復興が進み人口が戻っていることがわかります。復興関係だと女川町も増加しています。
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